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社会福祉士実習 中止になりたくないなら態度から

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社会福祉士の現場実習が中止になる場合とはどんな場合だろう。正直、中止というのはあまり聞かない。トラブルを起こしても全く反省も改善も見られないなどの理由以外、基本的な常識とマナーを守り、言われたことをきちんと行なえば、中止になるほどのことはない。

これから示すことは、当たり前すぎて馬鹿馬鹿しいだろう。真摯に実習に臨もうとされている皆様に対し、あまりに失礼かもしれない。でも、それでもどうしてもお伝えしておきたいと思う。

実習に関しては別の記事も載せている。よかったら覗いてみてほしい。

ではどうぞ。

とにかく挨拶

大きな声でハキハキと!とにかく挨拶だけはしっかりしよう。特に大学生は学校で指導されただろう、挨拶をしっかりしなさいと。こんなことをわざわざ言うのも辛いが、きちんと挨拶できない人がいるから言わざるを得ない。

「おはようございます」「よろしくお願いします」「ありがとうございます」「失礼します」・・・これらはもちろん、「ハイ」「分かりました」もだ。それから、ハイかイイエかも分からない返事は一番困る

実習前の電話、実習前訪問から実習は始まっている。とにかく挨拶、返事! 挨拶一つで評価も変わる。

とにかく遅刻はダメ

以前職場で実習生を受け入れた際、連絡もなく実習生が30分近く遅刻してやってきた。

その日は雨だったが「渋滞していて遅れました」とのこと。いやいや、実習生だよ?雨予報ならもっと早く家を出なさい。車以外で来る方法もあっただろ。しかも一本電話入れるのが常識。交通事故とか災害に近い状況なら理解できても、ただの雨。

実習生よ、遅刻するな。遅刻するなら電話を入れろ。そして無断欠席はもっての他だ

とにかく私語は慎む

実習生が2人以上の場合は要注意だ。

申し訳ないが、実習を受け入れる方も正直言って暇じゃない。つきっきりで指導してあげられず、やむを得ず記録をただ読んでもらう時間や、環境整備してもらっておくだけの時間が生じることもある。そんな時、気が緩んで仲間とうっかり私語をしてはならない

ある時、2人の実習生を部屋に通し、①ケース記録を読んでおくこと②時間になったら実習記録を記載することと伝えたが、しばらくするとキャッキャキャッキャと楽し気に笑っている声が響いてきた。明らかに私語である。

全く会話するなとは言わない。記録を読みながら「これってどういうことかな」なんて話し合っているならいいだろう。記録を書くにもどうやって書けば良いか悩むことも多い。仲間内で相談したっていいだろう。でもただの私語は禁物。

その私語は絶対指導員や職員に聞こえている。当然、評価はマイナスだ。

とにかく積極性を見せる

当然ながらあなたは客じゃない。実習を受け入れるというのは、なかなか大変なことだ。申し訳ないが一言で言ってしまえば、仕事が増える。そんな中で実習を受け入れてくれることがまず有難いことなのだ。

もしかしたら、一部の人はイヤイヤ実習に臨んでいるのかもしれないが、それでも実習に参加する以上は目的意識を持って積極的に行動すべきだ。やる気のない態度の実習生を指導するのは大変なんだぞ

メモを取って理解するように努めるとか、疑問点を質問してみるとか、施設系ならクライアントが傍にいるんだから話しかけるとか、とにかく積極性を忘れずに。もう一度言う、あなたは客じゃない

まとめ

こんなことを書いていると老害だろうかとほんの少し反省してみたりもする。しかし、皆さんに実習という貴重な時間を無駄にしてほしくないという筆者の想いがあり、この記事を記したつもりだ。

筆者は実習生を職場に迎える時、「頑張って欲しい」と心から思っている。自分が実習生として過ごした日々を思い返し、懐かしく、少ししんどい気持ちにもなるが、だからこそ実習生には頑張って欲しいと思う。

厳しい実習指導者もそうだ、大学や専門学校の先生もそうだ。みんなあなたを応援している。蹴落とすつもりなんて全くない。(一部意地悪を言ってくる職員などいるかもしれないが、そんな人たちのことは反面教師にしてほしい)

とにかく当たり前と思われることを当たり前にやって、どうか貴重な学びを得て、堂々と学校に戻って下さい。応援しているよ。