転職活動の煩わしさとは(一度や二度では問題なし)

就職・転職
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あなたは転職何回目ですか?初めてですか?

筆者は転職魔だ。自身の転職回数についてコンプレックスに感じたりしてはいない。むしろ全ての経験や知識が社会福祉士としての力量を高めていると思っている。しかし一方で、転職活動においてはけっこう煩わしさを感じている。

以下に記すことは、もしかするとお叱りを受けそうな内容であるが容赦してほしい。そしてこれだけは言っておきたい。今まで雇ってくれた会社組織には感謝しているただ筆者は『感謝しているから一緒に居る』とか『感謝しているからそこに留まる」という考え方は持ち合わせていないだけだ。

さて本題の「煩わしさ」について語っていきたいが、さああなたはどれくらい共感できるだろう。

煩わしさ①退職の申し出 ‐上司の狼狽‐

転職に向けてまずは退職交渉が必要だ。たいてい退職を申し出ると上司は狼狽する。「え、まさか」という表情とともに。場合によっては引き留められることもある。

退職を申し出ることが苦手な方や、引き留めに遭うなどして、転職の前に「辞めること」が難しい場合も発生する
 
筆者の場合は割とハッキリと言うタイプなので、そんなに苦労はしないが、上司の「え、まさか」の表情には少し疑問を感じる。それはなぜか。筆者の理屈からすると「採用する時に私の履歴書見たでしょ。一生一ヵ所に留まるタイプの人間じゃないのは分かってたじゃん」と思うからだ。さらに言えば、数年一緒に働く中で、自分の性格なり考え方なんかは多少理解してもらえたのではないかと勝手に期待してしまっていた。こちらが期待しすぎたのだろう。

そういう訳で「退職」は転職における最初の煩わしさであろう。

煩わしさ①履歴書作成

いよいよ履歴書作成!と思ったら、何年何月にどこに勤めていたかが分からない。転職回数が多いと自身でも把握できなくなる。

結論を先に言うと、自身の職歴を確認したければ、ハローワークに出向いて問い合わすれば確認することができるただし!それをプリントアウトすることはできず、なんと自身でメモして帰る必要がある(2022年10月ごろ、筆者が地元のハローワークで体験済み)。職歴確認だけで一苦労だ。

さあ自身の職歴がきちんと把握できたところで、いよいよ履歴書の記載だ。

筆者はこれまで、社会福祉業界に履歴書を提出する時は『手書き』をしていた。今どき古いが、社会福祉業界は未だFAXもフル活用で仕事をしている。履歴書も手書きが良いと思われてそう・・・と思い、そうしてきた。採用担当者が実際どう思っているかまでは分からないが、割と最近、とある求人票で「履歴書は手書きにて…」と記載されていた。

結局のところ手書きにするかパソコンで作成するかは、自身の考えや求人票に従えば良いが、とにもかくにも履歴書を作成することが煩わしい。

煩わしさ③面接時の職歴説明

書類選考を通過し、肝心の面接だ。そこで筆者はまたその煩わしさを実感する。すべての会社組織でという訳ではないが、大卒から現在までの職歴をいちいち全て説明させられることがある筆者の場合、大卒から20年ほど経過しているため、20年前のことから説明を求められるのだ。

例えば職場で盗撮したり、トラブルを起こす人も居たり大変な世の中である。採用する方も慎重になって当然だ。逆に自分に興味を持ってもらえていて、ポジティブな意味で詳しく聞かれている場合もあるかもしれない。

でもどうにかしてもらいたい。そんなに過去の話ばかり聞いて意味があるのだろうか。せめて10年以内にしてほしい。そして、もし転職回数だけで合格不合格を判断するのなら、どうか、どうか書類選考で落としてほしい。面接で一から説明して転職回数が原因で落とされるなら、面接の時間が無駄になる。お互いに。

煩わしさ④番外編 

ちょっと気分を変えて他のこと(福祉以外)をやってみたいと思うことがある。福祉業界の外に出て、ちょっぴり外の風を感じたいのだ。皆さんはそう思うことはあるだろうか。

「すごい資格を持っているのだから、それを生かしたお仕事されては・・・」
福祉業界以外の求人に応募すると言われがちだ。相手様からすればそうかもしれないが、本人がやりたいって言ってるんだから放っておいてくれよと思う。そして、こんな風に言われたらたいていは不採用だ。

それでも転職するか

転職における「煩わしさ」について述べたが、それもこれも自分が招いていることだから仕方ないと思っている。それが嫌なら転職するのを辞めれば良いだけなのだから。

もしあなたが転職を重ねようとしているなら、ほんの少し本記事を参考に心構えしていただけたら良いかと思う。自分らしくキャリアを重ねることは素晴らしいことであり、煩わしさを乗り越えて自信を持って臨みたいものだ。あなたも私(筆者)も。