ケアマネ試験を受けようと考えておられる方は、すでにベースとなる国家資格をお持ちであり、これまでの経験から、ご自身なりの勉強方法や対策方法などを確立されているかと思う。
そのような皆さまに、敢えてここでお示しする必要もないかもしれないが、参考書選びは選択肢が多いからこそ難しい。そこで本日は、筆者がおすすめだと思う参考書3選を紹介したいと思う。
『ケアマネジャー試験ワークブック2025』
まずは『ケアマネジャー試験ワークブック2025』
筆者が信頼を寄せている「中央法規」さんから出版されているこの1冊。初めて手に取るとそのボリューム感に「ウッ…」となるかもしれない。
しかしやはり中央法規さん。多くの福祉関係の書籍、参考書などを取り扱っているだけのことはあり、中身が濃く、分かりやすくまとまっている。加えてイラストや図表も多いので視覚的に理解がしやすい。
少し気になるのは全体の色味。
淡いオレンジでまとめてられているのだが、文字が薄く、重要語句もオレンジで、なんとなく全てがボンヤリ見えてしまう。おそらく赤シートで隠して勉強する時にオレンジがちょうど良いのだろうが、筆者はちょっと見にくいなと感じた。
ただしこれは好みの問題。気になる方は、次に紹介している『ユーキャンのケアマネジャー速習レッスン』も良いと思う。
試験勉強は計画的に!
『ユーキャンのケアマネジャー速習レッスン』
つづいて『ユーキャンのケアマネジャー速習レッスン』
ケアマネ受験対策の通信講座も開講している大手通信教育の「ユーキャン」が発行しており、安心感がある。
中央法規のワークブック同様、情報量は満載で中身が詰まっているが、すっきりしたデザインで読みやすい。重要度での振り分けや項目ごとの確認テストもあって、しっかりと学ぶことが出来そうだ。
ただ正直言うと、先に紹介した『ケアマネジャー試験ワークブック2025』と比べても、内容や体裁などに大きな差は感じられず、好みでどちらを選んでも良いだろう。
試験勉強は計画的に!
『ゼロからスタート!馬淵敦士のケアマネ1冊目の教科書』
最後に『ゼロからスタート!馬淵敦士のケアマネ1冊目の教科書』
オールカラーでイラストも多く、非常に分かりやすい。そして前述の2冊と違って、持ち運びも可能な程度の大きさ、厚さである。テキストを外出先に持参し勉強したい方には助かる1冊だろう。
ただあくまで初学者に向けた内容であり、高齢者福祉や介護保険にあまり馴染みがない方にちょうど良い内容となっていることには注意。試験合格のためのテキストというより、導入のための読み物といった感じで気難しく考えずに勉強をスタートさせるのにはとても良いだろう。
もう一歩、合格に近づくためには別のテキストを追加で購入するか、同じシリーズの「この1冊で合格! 馬淵敦士のケアマネ テキスト&問題集」を揃えると良いと思う。
試験勉強は計画的に!
合格を目指すならセットでの購入をおすすめ!
まとめ
ここまで、筆者がおすすめするケアマネージャー試験対策用の参考書を紹介してきた。
しかし最初にお伝えしたとおり、ケアマネージャーを受験しようとする皆さんは、ベースとなる国家資格取得者であり、ご自身なりのテキストの選び方や勉強法がおありだろう。あなたが他の書籍の方がよさそうだと判断されるのであれば、それで結構だ。
あなたが自身に合う書籍に巡り合い、合格を手にすることを心から願っている。