社会福祉士国家試験は例年2月上旬に実施されており、その合格に必要な勉強時間の目安は300時間だと言われている。300時間を確保するには、どれくらいの期間が必要だろうか。
合格者の中には、約1年前から勉強を開始したと言う方がいる一方で、ネット上では短期間で結果を出している方も居て、さて「自分はいつから勉強すべきなのか…」と悩んでいる方と一緒に、この悩みについて考えていきたいと思う。
社会福祉士取得のための勉強時間 目安は300時間
社会福祉士に限らず国家資格や認知度のある資格については、ネット上で合格のための勉強時間の目安を知ることができる。
正直に言うと、筆者はこういった勉強時間の目安の算出方法については知らない。
しかし偉い人達が、もしくは大手の会社さんなどが様々なデータを収集して出した数字なのであろうから、まずは信頼することとしよう。
社会福祉士取得のための勉強時間目安は300時間。
合格のための勉強開始時期は逆算で決める
300時間の勉強時間を確保するとして、「あなたは1日に何時間勉強できるのか」が問題だ。
そこから逆算してみると、何か月かかるのかが見えてくる。
早く始めるなら4月、5月から。どんな試験内容かを確認することを含めて過去問から取り組むと良いだろう。そして、例年7月~8月頃には各社から改正点なども踏まえた新しい参考書や問題集が発売されてくるため、遅くともその辺りには勉強を始めておくと良いだろう。1日2時間程度勉強すれば、トータル300時間に達するはずだ。
仕事があって多忙だとか、子育て中、介護中などそれぞれの事情で、まとまった時間が取れない方も多いだろう。通勤時間、休憩時間、家事をしながら、何でも良いが隙間の時間を使って効率的に勉強を進めていこう。
300時間はあくまで目安
ここまで散々300時間について解説してきたにも関わらず、300時間はあくまで目安だと言ってしまい申し訳ない。
目安だと言うには理由がある。
実際には300時間に達していなくとも合格した方は居られるだろうし、500時間かけても不合格だった方も居るはずだ。また勉強を始める時点で、多少なりとも社会福祉についての知識を持っているか否かでも、変わってくるはずだ。
時間数だけを追い求めてダラダラとするのではなく、メリハリをつけて計画的に。
情報に惑わされない
さてネット上では「2か月で合格しました!」などと短期間の勉強で合格したという声がある。
筆者個人的には、そういった声をあまり重視しないほうが良いと考える。もちろん、短期間の勉強で合格したということが嘘だとか言うつもりはない。実際にすごい努力をして合格を勝ち取っているのだから素晴らしい。
ただ、そのような方の報告を聞いて、自分も短い勉強時間で合格できるかもしれない・・・なんて淡い期待をして油断していると痛い目にあう。
もしこれを読んでくれているあなたが、超絶頭が良くて超絶効率的に勉強できる才能をお持ちであれば、このようなことを言って申し訳なかった。しかしそうではないというあなたは、イチかバチかに賭けず地道にやろう。
不安ならとにかく始めよ
ここまで読んでくれた方の中には、将来のための情報収集の方もおられるだろうが、来年受験予定でありながら、まだ勉強を始めていない方もおられるだろう。
短期決戦が得意な方、期日が近づかないとやる気が出ない方それぞれだと思うが、試験勉強は計画的に、余裕をもって行いたいものだ。
筆者としては、遅くとも7月~8月には勉強を開始することをおすすめしている。もちろんその時期を過ぎていたとしても、やる前から諦めずに、まずは取り掛かかろう。